買った書籍を記録していく

 データベースを作ったり、文章を書いたりするの趣味なこともあって、いろんな書籍を資料名目(実際に資料として使うにしても)で購入した記録を残しておくと、あとで「なんで買ったんだっけ?」と思い返すときに役立つかな、と思って、ブログはじめました。

 ……読み終わってから感想などを書くのはむずかしく、必要になるまで購入しても寝かせておくことが非常に多いこともあって、この形式にしてみようかと。つまり、まだ読んでない書籍について書いていますので、その点はあしからず。

 

 それから、マンガや小説なども一緒に購入していますが、こちらはキリがないので区切りがいいときに書き加えるかもしれません。ただ、基本は割愛します。

 

 書式の簡単なルールは、

 

「書名 ~サブタイトル~」出版社名(または新書レーベル名)

 

 としておきます。著者名は情報量が多くなるので省きます。

 

 今回、買ったのは2日分(だいぶ日付は離れてる)。

 

1日目

「海のアルメニア商人 ~アジア離散文明の歴史~」集英社新書

帝国図書館 ~近代日本の「知」の物語」中公新書

「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」岩波現代文庫

 

 1冊目の海のアルメニア商人は、離散文明の歴史というサブタイトルに魅かれて手に取りました。

 中央アジア遊牧民族の隣接する地域の人はユダヤ人よりもすごい商人のようなフレーズで語られることもあり、他にもアゼルバイジャンも商人という形でどんな人たち化を説明されることが多いので、気になっていたのです。

 このあたりは、行商人、旅商人などに対する興味がそのまま繋がっている部分が大きいのです。

 

 2冊目は、最近、図書館の歴史のような類いの書籍が気になっており、国立国会図書館の前身である帝国図書館の、その言葉の響きから気になり、購入しました。

 戦前の図書館行政や国(この場合は大日本帝国)の図書館がどうであったのか、というのは、そういった話を書いたり、設定を作ったりする際の資料として、新書でまとめられたものは手軽に買いやすいという点でメリットが大きいこともあり、よく新書を買います。

 目次を読んでいた限りでは、書籍館などのさらに前身の流れなどもあり、興味深い読み物になりそうと期待しています。

 

 3冊目は、物語のうえでしか存在しない役割語と呼ばれる疑似的な日本語、ここではヴァーチャル日本語と書名にありますが、いわゆるお嬢様言葉(語尾が「~ではなくってよ」など)や博士言葉(「わしが博士じゃよ」のようなもの)などが、どこから来たのかということを説明した書籍です。

 日本語の一人称や二人称の多彩さは外国人の日本語学習者を本当に悩ませるらしいのですが、日本人にとってはどういう人物であるかを物語的に表現する方法として慣れ親しんでいるものの、どこからこうなった、という意味では興味深かったので、文庫で新刊として出ると知って、古本で買い求めようか気になっていたこともあり、書店で新刊コーナーで見かけてそのまま買ってしまいました。

 役割語のルーツも含めて、ではなぜ使うのか、までが解説されていることを期待して読んでみます。

 

2日目

「地図でスッと頭に入るフランス」昭文社

「調べる技術 ~国会図書館秘伝のレファレンス・チップス~」皓星社

「ノンプログラマーのためのVisual Studio Code実践活用ガイド」技術評論社

 

 1冊目は、もともとフランス革命やナポレオン帝政時代を個人的興味で調べていることもあって、フランスの地名がよくわからないうえに、フランス語が不得意なこともあって、日本語で表記した場合の地名がどうなるかを知りたかったこともあり、また、フランスの地理的、風土的な説明も欲しかったこともあり、個人的実用性の観点から見つけた瞬間に手に取って購入を決めていた本です。

 このシリーズは、アメリカやヨーロッパなどもあり、そちらも買っていたのですが、フランス単独で出してくれるなら、他の欧州諸国を出してくれると、自分としては嬉しいですね。

 とくに、個人的興味としてドイツの三百諸侯を調べたいこともあるので、勝手にドイツなどが次に題材にならないかと期待しています。

 

 2冊目は、新刊が発表された当時から期待していた書籍で、ようやく入手したという表現が正確な気がします。

 どこまでも個人的興味で調べたいことが山ほどあるため、ネットで調べられればそれでいい部分もありつつの、原典は? 出典は? となるとリアル物理書籍に行き当たる必要もあり、こういった調査技術、とくに書籍に関するリファレンスの技術が丁寧に解説されているのは、ごくごく個人的にありがたいです。

 とくに、こういった本がなかったわけじゃないのですが、最新のネットも手段に含めたうえでのリファレンスの細かなテクニックの解説は、ネット時代だからこそほしかったものなので、こういった書籍を刊行されたのは英断だと勝手に思っています。

 

 3冊目は、パソコンを業務でしょっちゅう使っていて、さらに自宅でも使っていることもあり、情報をまとめたりするのに、常にぴったり手に合ったエディターソフトを求めている身としては、やはり最新の、そして「ノンプログラマー」向けの解説は助かるのです。
 漠然とした理解でVisual Studio Codeを使うのはもったいない気もしていたので、これを機に環境も書籍の中にある説明を参考にしつつ整えたいところです。


 そんなわけで、購入した書籍がなぜほしかったのかという観点から、今後も書籍について読む側の期待について文を綴っていくことになりそうです。