しばらくはここ数ヶ月で購入した書籍の購入理由について 第25回

「月9 101のラブストーリー」幻冬舎新書
「本屋になりたい この島の本を売る」ちくまプリマ―新書
「大追跡! 現代の海賊」宝島社新書

 1冊目は、「月9(げつく)」という呼称がある、月曜夜9時からのドラマの略称がタイトルとなる新書がこちらです。冒頭の解説だけ読む限りでは、とくにフジテレビを指す言葉だそうです。
 トレンディドラマ、という言葉が出てきたのはバブル期の1980年代後半からだったと思います。
 そうは書かれていませんが、これもまたジャンル史です。「月9」というジャンルかもしれませんが、エンタメ史の1つの歴史として扱ってよいと思います。
 こういったトレンディドラマ史とでも言うべき歴史は、やはりまとまっているものは少なく、新書サイズで手軽に確認できるのは便利です。
 流行語を生みだすなどの影響力を発する作品もあるため、また他のメディアやコンテンツへの影響もあることから、抑えておきたいと思い、購入しました。


 2冊目は、本屋(新刊書店)ではなく、古本屋を経営することになり、どうなっていったかを赤裸々につづったドキュメンタリー、あるいは自分語りの新書です。
 古本屋をはじめることを扱った本は他にもあります。この本が他と違うのは、本当に初めて数年のことを丁寧に書いてあるからです。新刊書店の店員だった時代から、沖縄で古本屋を開いて経営して、いろいろ手を出したりする辺りも、きちんと描かれています。
 今回のこの書籍を購入したのは「古本屋を始めるってどうやるんだろう?」という純粋な疑問から購入しています。
 なお、この書籍は一回読み終わっています。


 3冊目は、歴史としての海賊ではなく現代の海賊に絞って書かれた新書です。
 現代の海賊は、非常に巨大犯罪となっており、組織的かつ黒い商売として成立するほどとなっています。
 そういった内情について書かれたのが本書です。
 海賊に関する新書はできるだけ購入予定に入れているため、その結果、購入したひとつがこの新書です。
 目次からすると、海賊の生息域は南半球や赤道付近に多く、これはある種の伝統に乗っ取っていると言えます。