しばらくはここ数ヶ月で購入した書籍の購入理由について 第24回

銀河帝国は必要か? ロボットと人類の未来」ちくまプリマ―新書
「盗作の言語学 表現のオリジナリティーを考える」ちくま新書
大河ドラマの黄金時代」NHK出版新書

 1冊目は、SF小説を、ロボットと人類と銀河帝国というテーマによって記した書籍がこの新書です。
 目次を読む限りでは、ロボットに関連するSF史を追っていくスタイルのようです。
 パラっとめくってみたところ、現代の、SFに繋がる要素を取り上げつつも、それがどう結びつくかをひたすら将来性との結びつきを探っていくようです。
 ロボットはAIとも縁深く、そちらにも波及していることが目次からわかりました。
 SFなども含めて近未来以降をどういう風に描くかの一例としてこの新書を購入しました。


 2冊目は、盗作について語られた部分もあるものの、表現のオリジナリティーとはなんぞ? という部分に言語学から焦点を当てた新書です。
 一般にパロディやオマージュ、パスティーシュなど、盗作ではない表現方法保あり、模倣でもない表現方法は存在しています。
 表現のオリジナリティーは、では、どこでどのように区別しうるのか、という細かな違いを実際の例を挙げて、比較して、解説してくれるのが本書の内容である、らしい。
 こちらの新書もまだ読み終わったわけではありませんので、そういった表現のなかでやったらダメな盗作と、そうでないものをどう区別し、どう判断してきたかを言語学の視点で分析している内容だと、目次から想定しています。
 このあたり、冒頭にレポートには参考文献の情報を適切に付けよ、ということを「引用」を使って説明しています。
 なんらかの表現、つまり文章表現に携わる以上、盗作(パクリ)、コピペなどを避けるように注意する必要があり、そのためにも実例として過去にどういうものがあったのか、という事例についても解説が本書は、ちょうどわかりやすかったので、購入しました。


 3冊目は、ここ数年、映画評論家として新書で見かけることが増えてきた著者の大河ドラマに関する新書です。
 対象となる大河ドラマは1963年~1991年までで、ほぼ昭和時代の大河ドラマを振り返ることになります。
 ジャンル史としての大河ドラマは、歴史系書籍、歴史系新書、ゲーム、マンガなど広範囲に影響を及ぼす存在で、相乗効果を期待しての乗っかりが多いのもまた事実ではないかと思います。
 そうした大河ドラマの上記期間の1作品ごとに解説を加えていくスタイルであることが目次からわかるため、全部を観直す前に、ざっくりと概要をおさらいできる、という意味で個人的には歓迎です。