しばらくはここ数ヶ月で購入した書籍の購入理由について 第27回

「本のリストの本」創元社
「1985年」新潮新書
「業界別 肩書きの辞典」小学館

 1冊目は、読書好きのあいだで話題となったらしいのがこの書籍です。
 自分もタイトルを知った際に興味を持った側でした。
 リストの概念は自由で、メモされたリスト、なども入るぐらいに柔軟性を持たせているようです。
 これを知りたいならこのあたりを読むといいよ、という、まるで図書館の司書に尋ねた際のリファレンスの結果を読むような、そんな回答に満ちていることが、それこそ「目次に記載されているタイトルのリスト」の面目躍如と言えましょう。
 この本は途中まで読み進めているものの、1つ1つの項目が幅広い分重く、読むスピードが上がりづらい本です。
 購入したのは「もしかしたら、何らかのジャンルに関してのおススメが記載されているかも」という淡い期待からです。


 2冊目は、時代を区分して10年史というものもありますが、これは1985年だけを切り取った新書です。
 1985年は、個人的に記憶する限りでは御巣鷹山飛行機墜落事故の年であり、プラザ合意の年でした。
 なんらか出来事が集中する年というものはあるもので、他にも1968年や1995年などもあり、それぞれいくつかの書籍が刊行されています。
 その時代の転換点となったり、あるいは結節点となったりする時期でもあり、そういった同時代史的な資料として、この新書を購入しています。


 3冊目は、題名の通りの業界別の肩書に関する辞典。辞典と言っても文章で説明されており、ときどき表が入ってくる形式となっています。
 業界毎に肩書きの名称や役割などがぜんぜん違うことは知ってはいたものの、実際のところ、どっちのほうが肩書きとして偉いの? などはぜんぜんわからなかったりすること多数でした。
 そのため、こういった肩書きだけを集めた書籍がないものかと思って探し続けていたところ、ようやくこの書籍を見つけて購入した次第です。
 目次をざっと眺める限り、かなり広範囲の業界に渡っており、伝統芸能などもカバーしているため、肩書きをさっくり理解したい方にお勧めです。