しばらくはここ数ヶ月で購入した書籍の購入理由について 第12回

「アップルvsアマゾンvsグーグル 電子書籍、そしてその「次」をめぐる戦い」マイコミ新書
アメリカン・テレビ・ウォーズ」丸善ライブラリー
「プログラミングのはじめかた Unityで体験するゲーム作り」サイエンス・アイ新書

 1冊目は、いまではGAFA(ここにフェイスブックがありませんけど)と呼ばれるネット系の巨大企業が躍進していく最中の3社に関する電子書籍の争いに焦点を当てた新書です。
 電子書籍史というものは、歴史というには日が浅いように思えて、発展中の技術だからこそ、その変化を記録しておかなければ、あるいはその当時どう思ったのかを残しておかなければ、忘れてしまうものなので、せめて10年単位でこうったい新書が出てくれるのは、助かるのです。
 この書籍もいまとなっては、コンテンツビジネスでの戦いは続けられており、むしろ電子書籍から動画時代へと移ったこともあり、よりあらゆるエンタメなコンテンツがそのビジネスの対象となることがわかります。
 こういった電子書籍史はコンテンツ史でもあることから、いちばん大きくコンテンツ史として流れを把握したいと思っていることから、この新書「も」購入しました。


 2冊目は、20世紀のアメリカテレビ映像史について書かれた新書です。海外ドラマの歴史を調べようと思ったときに引っかかってきた書籍で、平成6年、つまり1995年に発売されているため、インターネットが爆発的に普及する直前ということもあり、つまりネットがふわふわしたよくわからない、あるいはパソコン通信というマニアックなイメージがある時代における「海外ドラマの歴史」について書かれているため、コンテンツ史としても非常に興味深く、海外ドラマ史の整理、あるいは資料としての活用も見込まれます。
 まだ一ページも読んでいませんが、アメリカのテレビのコンテンツ競争をテーマに、その戦前からのテレビ放送の流れについて、アメリカから日本へコンテンツが流れ込んでくる前の海の向こうはどういう風な状況だったのかを知るために、購入しました。


 3冊目は、ゲームのプログラミングを学ぶ新書で、理系を題材にした新書が特徴のサイエンス・アイ新書から刊行されています。
 ゲームやプログラミングは、ゲームに興味がある層、それを実際に自分で作ってみたい層に訴求する内容です。
 ゲーム業界にいることもあり、こういった書籍は見つけるたびに買うようにしています。そういう意味では購入動機は「仕事に関係するかもしれないから」というのと、どうやってゲームを作るのか、という中身を実際にどう教えるかはさまざまな人が工夫したり苦労したりしている部分なので、いろんな手法と可能性を確認しておきたいし、知っておきたいから、という理由もあります。
 仕事に必要な書籍は、できるだけ買いたい派なので、今後も買い続けることでしょう。