しばらくはここ数ヶ月で購入した書籍の購入理由について 第7回

「自分だけのボードゲームを作ろう」オライリー・ジャパン
「妖精」Truth In Fantasy
「改訂版 ヨーロッパ史における戦争」中公文庫

 1冊目は、2000年以降、急速に国内で発展していったアナログゲームであるところの、ボードゲームの作り方について書かれた書籍です。
 内容的には目次から推察するかぎりは「ゲームメカニクス大全」のようなゲーム要素を分解して、ボードゲームの例からそのゲームのゲームデザインの本質に名称を与えて明らかにするスタイルのようです。
 そのため、実際にボードゲームの企画から設計、ルールの作成など、ひととおりを経験できるような説明になっているようで、他にもボードゲームの作り方本がここ数年で出てきていることもあり、比較しつつ読み込んでいくつもりです。
 実際にボードゲームを作ってみたい、ということもあり、こういった書籍はよく買って読みます。読んだだけで実際に作らなければ意味がありませんけど。

 

 2冊目は、新紀元社のファンタジー系のテーマ別シリーズの書籍です。
 タイトルは「妖精」なのですが、エルフやドワーフ、ニンフ、はてはドラゴンまでを章立ててある目次を読む限りは、ファンタジー系の生物や亜人の一般的な類型を挙げて説明していくスタイルと思われます。
 このシリーズの書籍で、同系統かと思われる書籍でも、扱っている対象に関する最新の研究や知見が反映されていたり、あるいはそのちょっと前に流行った新要素についての説明が加わっていたりとさまざまです。
 ですので、複数の書籍の検討を行なう際には、その参考書籍が何だったのかを確認することで比較すべき対象がどれかがわかりやすくなるため、シリーズとしては揃えたいところです。

 

 3冊目は、題名のとおりであり、ヨーロッパ史における戦争がどういうものであったかについて駆け足でありつつも要点を抑えて説明しようと試みた書籍です。
 ちらっと一部を読んだ限りでは、非常にデータよりも論理で構築するタイプの書籍なので、ある一定期間の時代の戦争が「どのようにして成立していたのか」という観点から描かれており、まさしく自分がほしかった解説であるようなので、いずれじっくりと読み込んでみたいものです。
 この書籍の視点は「史」からの、つまり歴史家である著者のハワードの視点から戦争をの歴史(ヨーロッパという地域限定ですが)がわかりやすく描かれている……と期待したいものです。